2018-05-29

研修医からのメッセージ4

「和歌山研修ネットワーク」プログラムで、和歌山生協病院で研修された研修医のインタビューをご紹介します。


研修期間 2017年9月~10月 初期研修医1年目


私は2ヶ月間、一般内科(総合内科)で研修させて頂きました。入院症例として気管支喘息、心不全、糖尿病コントロール、肺線維症といった多科に渡る症例を主治医として経験し、救急外来では緊張性気胸、胸水穿刺などを一緒に診ることができました。

また週に1~2回挿管も経験させて頂きました。「全職員の顔がみえる」職場環境は仕事に活かすことができ、こちらから相談する前に看護師や薬剤師の方もすでに気付いていて、声をかけてもらってお互いの意見を交換できました。他の病院の研修にはない特徴としては研修医の症例で1時間程度みっちりカンファレンスをする時間を設けてあることではないでしょうか。主訴・現病歴や生活背景といった基礎情報、そこから考えられる鑑別疾患を複数人の先生方と再考することで、問診で聞いておくべきだったポイントや診察しておくべき所見を見直せる良い時間でした。
古田院長からは心電図の読み方を実際の症例を用いてレクチャーして頂いたり、畑先生からは胸部画像の読み方、土生先生からは救急診療のピットフォールを教えて頂きました。今後の診療に活かしたいと思います。自分の専門外だから診ない(診れない)という医師も少なからず存在する中、プライマリケアマインドの精神を貫き実践する先生方と一緒に勉強でき本当に貴重な研修生活を送れました。

私が研修した2ヶ月間は初期研修医が1人だけだったため不安な中スタートしましたが、結果的にはどの先生方も1人占めできて、相談や手技も多く経験できたと思います。御指導頂いた先生方、看護師、事務、秘書の皆様、大変お世話になりありがとうございました。

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