研修医からのメッセージ２

和歌山生協病院で２年間の初期研修を修了された研修医のインタビューをご紹介します。

研修期間　2015年4月～2017年3月

私は、医師として最初のキャリアを和歌山生協病院ではじめました。中小規模の病院と聞くと不安に思う人も多いかもしれませんが、私は、コンパクトなこの病院だからこそ、素晴らしい初期研修ができたのだと今になって実感しています。

ここでの内科、救急は、自らが主治医となって、総合内科的にその患者さんの全体像を把握した上で治療方針や他職種との連携に主体的に関わって患者さんを退院まで導いていく研修で、責任感と同時にやりがいを持って一人一人の患者さんに向き合うことができたと思います。

学習環境もとても充実していて、院内のいろんな先生が様々な場面でカンファレンスや勉強会を開いてくれて、困った事も相談しやすかったです。

一般外科としての生活に密着した外来や多種多様な手術も、今では中小規模の病院だからこそ見ることができたものなのだと思います。挿管も毎週のようにさせてもらえる機会があり、安全に見守られながら手技を習得する機会に恵まれていたと思います。

民医連や和歌山県のネットワークを通じて外部で研修する選択肢が豊富なのも魅力的でした。私精神科在宅復帰に力を入れている吉田病院や、尼崎生協病院で産婦小児を研修し、時には研修会で多くの仲間たちと悩みについて相談しながら様々な医療の形やそれぞれの場面での適切な対応について学び深めることができました。

なにより、病院を支える住民の方々に囲まれて、地域で働く医師になるとはどういうことかについて深く考えさせられました。

和歌山生協病院での初期研修を自信を持ってお勧めします。