2019-08-19

回想録:4月のBLS受講

 どうもこんにちは!研修医のSSです。
 今日は、4月5日に受講したBLSについて遅ればせながら書かせて頂こうと思います。BLSと言うのはbasic life supportと言って、救命が必要な心肺停止時、または呼吸停止時にどのような一次救命処置をするのか、その救命方法や手順を指します。医療職に就く者であれば早くに習得すべき事柄であることは承知の上なのですが、入局後一週間経たない4月5日に「学んでこい」っていうのは早過ぎて震えました。


 さて、BLSのコンセプトですが『習うのも大切だがとにかく体を動かせ!』と非常に体力を使います。実践指導:講義が7:3位でしょうか。BLSの指導の合間あいまにある休憩時間にはお菓子と飲み物が振る舞われる位には疲れます。だいぶと体育会系だなと思いましたが、講義だけを聴いていても寝てしまう人もいるかもしれませんし(僕ですけど)、コツをつかむまで何度もチャレンジして救命措置に慣れる事はとても大切だと思いました。理論だけ分かっていても、救命措置が本当に必要なその時、咄嗟に体が動かないからです。
 救命が必要な方への声かけのタイミング、胸骨圧迫の深さやリズムなど具体的に理解するのは勿論ですが、人を助ける尊さ、責任をひしひしと感じられるので実践型の指導&講義はとても有意義なものでした。

 いやあ、終わった終わった!とBLSの全行程を終えて満足していたら、なんだか凄く偉い感じの人が出てきて「えー、皆様お疲れ様でした。最後にペーパー試験をします。本日のBLS講習会に集まって頂いた皆様は、和歌山県下でお勤めを始められた優秀な1年目の先生方ですので全員パスすることと思います。最後の復習のつもりで、どうぞお気軽に試験を受けて下さい。84%以上の正答率で合格となります。いないとは思いますが、不合格者はあとで受験番号を読み上げるので会場に残って下さい。1度だけ再試験を受験可能です。」と、さらーっと言いました。MA・JI・KA・YO!!!!一人で絶望していたら周囲の研修医方は「笑笑笑」みたいな感じで、超リラックスしていて、いやいや、面白い所どこもないやろ、お前ら。ヤバすぎか!笑、と震えていました。
 まあ・・・・蓋を開ければ結果的に何とか全員合格出来たので良かったですが、難しい問題も結構あったのでBLSをこれから受講する方はしっかりと予習してから臨む方がいいと思います。みんな優秀なんだなあと感じた4月の春の出来事でした。




和歌山あるあるその3 お店の閉まる時間が早い

 大阪にいた時は、どんなジャンルのお店も結構遅くまで開いていて、それが普通だったのであまり何も感じなかったのですが、和歌山のお店の閉まる時間は本当に早くて、中心街を離れると、飲み屋さんとカラオケ、ファミレス以外は21時以降ほぼやっていません笑。この前、指導医の先生が連れて行って下さった中華屋さんがあるのですが、看板には『24時まで開いています!』と書いていたので、僕が「この辺で24時まで開いているお店、有り難いです。仕事が遅くなったら、また寄らせて下さい。」と言うと、お店のお母さんが「いや、22時過ぎるとね、お店の前の道路がしーーーんとなって車が全然通らないからさ。閉めてるよね、23時には笑」と仰っていて、吹きました。

 早く閉まってしまうお店は多いのですが、こうやって人と人との距離が近く、お店のお母さんが気さくに話してくれるのはとても楽しく、また嬉しかったです。大阪だと、こんな風にお店で話しかけてくれるかな、そんな事って少ない気がするなあと思いながら、夜ご飯を頂きました。
 大阪とは違う魅力を感じた、温かな夜でした。

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