2018-08-21

研修医からのメッセージ8

「和歌山研修ネットワーク」プログラムで、和歌山生協病院で研修された研修医のインタビューをご紹介します。
研修期間 2018年2月~3月 初期研修医2年目

 私は2017年7月と8月、2018年の2月と3月の計4か月の間、生協病院の内科で研修をさせていただきました。大学でも内科を研修したのですが、大学では極めて専門性の高い内容を研修させていただけたのですが、科が異なれば領域外であり、広く内科全般を扱うといったことはあまり経験できませんでした。そこで内科全般を扱える研修先を探していた折、すでに生協病院の内科で研修を終えた同期から、生協病院では内科疾患を広く扱えることや心電図など丁寧に教えていただけることなどを聞き、研修先として決めさせていただきました。

 実際に研修させていただくと、肺炎、気管支喘息、急性心不全、偽痛風、COPD、悪性腫瘍など様々な疾患を経験させていただくことができました。また、大学では病状説明は同席するだけであることが多いのですが、実際に自分の言葉で患者さんに説明させていただくことができ、どうすれば患者さんに分かりやすいか、どのように告知をすればいいかをじっくりと考え、実践していくことができました。また、心電図については毎日のようにたくさんの検診の心電図を用いて院長先生にレクチャーしていただけました。今までは心電図を「読む」、というよりは「見る」や「眺める」に近く、自信をもって所見を伝えることができませんでしたが、レクチャーのおかげで自信をもって正常、異常と判断できるようになりました。また気管挿管、胸腔穿刺などの手技も積極的にさせていただくことができました。また、カンファレンスでは症例のプレゼンテーションを行った上で、診察や検査の留意点、解釈、鑑別疾患など非常に多くのことを教えていただけたので、その後の研修にすぐに活かしていくことができました。とても充実した研修を送らせていただくことができたので、2年の研修が終わる最後に、もう一度2か月間研修させていただこうと思い、研修先に選ばせていただきました。2回目の研修ではICUなど重症患者さんを前回よりも多く見させていただきました。比較的忙しい日々が多かったのですが、その分患者さんに向き合った研修ができたかと思います。

 合計4か月間大変お世話になりました。とても充実した研修をさせていただけたと思います。3年目以降はこの研修でご指導いただいたことを活かしていけるように邁進していこうと思います。本当にありがとうございました。

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